「あっすみません」

第23回定期演奏会まで1ヶ月を切りました。

今回はホルンパートから見た今回の演奏会の聞き所をご紹介いたします。

 

我がホルンパートの人数は何と8人!

ホルンという楽器はたいてい4パート(1〜4番)に分かれており、高い音を1番及び3番が担当し、低い音を2番及び4番が担当します。

最近は少子化の影響か3パートという曲も増えているようですが、4人揃ったときのホルンの響きは一つのオーケストラと言っても過言ではありません。

それが8人いるわけですから、音量も存在感も2倍です!

是非迫力あるホルンサウンドをお楽しみください!

※実際は人数が2倍になっても音量は√2倍しか増えないそうです。つまり1.41421356…倍

 

閑話休題、

Ⅰ部メインは『ドラゴンの年』。 細かいところはさておき、とにかくカッコいい!

緊張感に溢れたスネアドラムと金管の冒頭から始まり、吹奏楽の醍醐味とも言える豪奢な音圧に最後まで圧倒されること間違いなしです。

指まわりが大変な木管の皆さんを心から応援しつつ、ホルンで良かったなあと吹き鳴らしております。

「ホルン遅れてるんだけど」

「あっすみません」

 

Ⅱ部は「フランス音楽祭」と銘打ち、パリオリンピック開催を記念し、フランス音楽の数々をお届けいたします。あの名曲がジャズになったり、ボサノバになったり、サンバになったりと色を変える姿をお楽しみください。

また、音楽と映像を合わせた演出も用意しておりますので、是非舞台から目を離さずご覧ください。

トランペットとトロンボーンとサックスとクラリネットが楽しそ〜うにメロディーを演奏する裏でなんかコソコソやっているホルンの音を探すのもオススメです。

「ホルン音デカイんだけど」

「あっすみません」

 

Ⅲ部はフランスの音楽、といいますかフランスの作曲家による名曲をお届けいたします。

皮肉とパロディーでいっぱいの『動物の謝肉祭』では色々な動物に合わせ、色々な音色を表現しています。

ホルンの特殊な演奏方法に「ゲシュトップ奏法」という、ベルを右手でギュッと塞ぎ、金属的(ビーン!みたいな)音を出すという奏法があります。「動物の謝肉祭」でも用いられておりますので、メロディーを楽しみつつこういった変な音も是非探してみてください。

「ホルン何やってるかわかんないんだけど」

「あっすみません」

 

是非、フィールの常任指揮者 西村友、そして団内指揮者 宍戸達也が創り上げる物語を聴きにいらしてください。 

団員一同お待ちしております♪